秘伝2号特集「一子相伝の秘法、柳生心眼流甲冑柔」

仙台伊達藩に他の古流武術と趣を全く異とする奇妙な古式の体術が伝承されていた。多くの日本武術が、逆手術や投げ技、絞め技などに技法の重きを置き、当身術はその補助として体系づけているのに比べ、その流儀の技は当身法が中心であり、そのための様々な鍛錬方法が体系化されているのである。そして稽古形には、他の柔術では絶えて見ることのない独演法が伝承されている。その他の技法も、他流儀の技法の裏の裏まで考えた無数の秘技秘伝が包含されおり、まさに秘流と呼ぶにふさわしい流儀である。
そしてその伝承は、峻厳なる一子相伝の掟によってたった一人にのみ、膨大な量の全ての教伝が水を次々に器に移し換えるが如くに伝授されてきたのであった。
今日までその掟を墨守してきた恐るべき流儀の名称を柳生心眼流という。昭和17年に先代・星彦十郎宗家から柳生心眼流の最後の一子相を受けられた現宗家、星国雄師範を岩手県一関に訪ねた。

商品コード H9002016
ページ数 7p
価格 500円
掲載誌発行年月日 '90年4月1日
容量 約1.6MB