| WEBだけの特別連載『ザ・ビリヤードA to Z 2002』 | ||
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「ザ・ビリヤードA to Z」シリーズ3冊(ベーシック編、プラクティス編、アプリケーション編)の著者としてお馴染みの人見謙剛氏によるビリヤード解説講座、「ザ・ビリヤードA to Z 2002」のコーナーです。
著者より |
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| 第5回「メカニカルブリッジ」 文・人見謙剛 掲載予定期間'02年11月6日〜11月11日 | ||
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■メカニカルブリッジの練習 さてこれまでの練習により「手の届く範囲」に手球がありさえすれば、クッション際だろうと、手前に邪魔なボールがあろうと、一応撞けるようにはなってきた。しかし、手球が遠くにあってどう構えてもキュー先が届かない配置もある。 それがわずかに遠いという程度であれば、ブリッジからキュー先を長めに出してやればどうにかなるが、「キュー先を長く取る構え」は初心者にとってぶれやすく難しい。そこで「小道具」を使うことにしよう。 ビリヤード台にはメカニカルブリッジという補助器具が備え付けられている。遠くの手球をショットするときに使うものだが、この使い方にも上手下手がある。そもそも全くの初心者なら使い方それ自体を知らないのが普通だ。 メカニカルブリッジの使い方の基本は: 1、ブリッジヘッドにキュー先を乗せた状態で手球に近付けていく 2、右手の持ち方は通常のショットとは違い、掌を下に向けて、キュー尻をつまむようにする。右肘は横に張り出すように構えて、キュー尻を口元か鼻の前あたりに持ってくればキューがどこに向けられているかが見やすい 3、キューを置く位置が決まったら、メカニカルブリッジの柄はキューのラインからずらして台上に置き、左手で動かないように押さえ付けておく 4、手首から先だけのコンパクトなストロークをするようにして、無理な大振りは避ける メカニカルブリッジでも使い方に習熟してくるとハードショットもできるようになるが、今は無理をしない。遠くにある手球を軽くポンと撞く要領を先ずは覚えよう。 メカニカルブリッジのヘッド部分にはいくつかのくぼみがあり、そのどこにシャフトを乗せても構わない。ヘッドを縦に使えば、「手球が遠くて、なおかつ手前に邪魔なボールがある」という配置でもショットできる。 なおメカニカルブリッジを使うことを「かっこ悪い」と思うことはない。正しく上手に使いこなすのも立派な技術である。 手球が台上のどこに停止しても、これまでの基本の構えとメカニカルブリッジさえ使えればすべてショット可能だ。左右の手が使える器用な人なら右手でショットできないとき左手にキューを持ち替えて構わないが、根っからの右利きの人が臨時で左手を使うと思わぬミスをしてしまうので、不精せずにメカニカルブリッジを使うようにしよう。 なお、左手でショットするかわりに「背中にキューを回して構える」バックスロークという撞き方もあり、フィリピン選手などはプロでも当たり前にその撞き方をしているが、これはこれで練習しないとできないので初心者が「かっこいい」と思い込んで真似するのは感心しない(しかるべき要領を正しく掴んで練習すれば、利き腕のままショットできるのでさほど難しくはないのだが、ここでは解説しない)。 さあ、メカニカルブリッジも覚えてしまえば、もうどんな場所に手球があっても何とか撞くことができる。これからはベーシックの練習をするときでも、手球の位置を変えずにそのままトライしてみよう。 |
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| 著者紹介……人見謙剛(ひとみ・けんごう) | ||
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