特集
THE NEW AGE
検証 I PT
全てのプレイヤーよ、キューを取れ!

昨年から、世界のポケットビリヤードシーンは、ある一つのツアーの話題で騒然となっている。
『International Pool Tour』、略してIPT。
アメリカの実業家が巨額を出資し、今年7月の第1戦から本格始動するこのツアーは、2006年全5戦の賞金総額が約9億円に及ぶという、ビリヤード史上、過去に例がないほど壮大なスケールで開催される。
メンバーライセンスは150名限定、種目はエイトボール、試合はリーグ戦、テーブルには重いラシャ……など、その運営からフォーマットに至るまで、ユニークかつ緻密にデザインされている点も特徴だ。
6月に国内予選も予定されている今、本特集では、改めてツアーの方向性や実態を検証すべく、「仕掛け人」と「目撃者」を直撃した。

photo courtesy of IPT

The 1st Side of IPT〜Can Pool be cured?

本誌独占インタビュー
ケビン・トルードー

「2年後? どんな展開でもあり得ると考えている」

世界中のビリヤード関係者全てが最も注目する一人の男

若きビリオネア、IPT創始者、ツアー最大にして唯一のスポンサー、そしてアメリカ国内ではその成功者としての顔とともに、一部ではそのビジネスに問題ありとメディアでも騒がれる存在、それがケビン・トルードー。

ここでは、本誌トーマス・マーティンがビリヤード界で現在最もホットな男を直撃。

本誌独占のインタビューをお届けする。

Text by ● Thomas Martin Photo by ● Tom Turner

The 2nd Side of IPT〜“The Mouth”talks about IPT.

「トルードーを引っ張った男」
シーゲルが語るIPT

「僕の若い頃にこんなツアーが
なかったことだけが
残念だ(笑)」


1989年、史上最年少の35歳という若さで『ホール・オブ・フェイム』入りを果たしたアメリカの生ける伝説、マイク・シーゲル。

彼がトルードーに対して12年に及ぶアプローチをしていなかったら、IPTは実現していなかった。それぐらい彼の存在は大きい。

2005年、IPTは2つのお披露目イベントを行い、シーゲルはキューを取り、ファンに再び「本気のシーゲル」を見せ始めた。

キュースポーツの未来を憂うあまり一度は引退した男。その本音をここに。

Text by ● Thomas Martin Photo Courtesy of IPT

プロプレイヤーが見たIPT

IPT予選参戦記 by Kenichi Uchigaki

現在、世界中のプールプレイヤーにとって等しく大きな価値を持つもの、それが150名のIPTメンバーだけに与えられる「ツアーカード」。

今年の1月から3月にかけて、このカードのラスト10枚を賭けて戦うメンバー予選が、アメリカ、ヨーロッパで計5試合行われた。

ここでは、残念ながらカード獲得はならなかったものの、予選B、予選Eの2試合に出場した内垣建一プロに、最後の2枚がかかったオランダでの予選Eの様子をリポートしていただいた。

文 ・写真● 内垣建一(JPBA) 写真協力 ● IPT

The 3rd Side of IPT〜How Do the Top Filipinos Think?

フィリピン2強対談!
レイズ×ブスタマンテ

「僕はどんなテーブル、
どんなラシャでもいい。
ハンデなしの勝負なら」


昨年の11月に行われたIPTの2つ目のプレ・イベント『KING OF THE HILL』に優勝したのは、やはりと言うべきか相変わらず初物に強いと言うべきか「実力世界一の男」、E・レイズ。

誰もが納得する結果だったと言えるだろう。そして同じくフィリピンのF・ブスタマンテが3位になっている。フィリピンの2強、レイズとブスタマンテが身を以て体験したIPTとはいかなるものだったのか?

今後のイベントでも間違いなく優勝争いをするであろうこの2人を、3月の『ジャパンオープン』参戦時にキャッチ。2人の出会い話など貴重なエピソードも交えて、「IPT観」を聞いてみた。

Text by ● Thomas Martin 取材協力/COSMO SPORTS、Bar BBC

CUE'S 066月号 


2006年6月号 (vol.82)

特集/
全てのプレイヤーよ、キューを取れ
検証 IPT

●蘇憶雲
「優勝して嬉しいのは私の評価が変わること」

●水新構造装備のEXCEEDが続々登場!

●フィリピン・プールは眠らない

●CUE'S Primary Technique
ブレイクで勝つ!



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