CUE'S 07年6月号特集
Dynamic Dynamite
ジャパンプール最強左腕  20年の撞球スタイル
川端聡 解体新書

その滑らかなストロークと高いシュート力に賞賛と羨望を集め、アマチュア界で名を轟かせた男は、プロになっても確実に結果を残し、日本一にもなり、幾度となく海外戦に挑戦し、2006年、ついにはアジア大会金メダリストになった。17歳で初めてキューを握ってからおよそ20年の歳月が経っていた。

川端聡、37歳。いつも颯爽と軽快にプレーし続けてきた日本最強のレフティーは、今、プレイヤーとして最も脂の乗る時期を迎えている。これまで構築してきた技術とセオリー、愛し続けてきたプールへの熱い思い、そしてこれから歩んで行く道――その全てを、「まだ伸びていけると信じている」という今だからこそ、克明に記しておきたい。

The 1st Part
Words

最新独占インタビュー・川端撞球人生哲学

「負けたら悔しいし、
勝ったら嬉しい。
そんな単純なものです」

2004年、川端は8回海外遠征に出るという生涯で最も忙しいシーズンを戦い抜き、日本の1位になった。この8回の海外戦では結果は出なかったが、「経験が活きて」、2006年、金メダルに手が届いた。意外にもプロ入り当初は「世界で戦う」という意識はなかったと言う。球に魅せられて20年、今なお発展途上。撞球人としての川端は何を得て、何を変えて、何を失ったのか。解体新書は彼の飾らない言葉達から始まる――。


[写真]masaco(CROSSOVER)P14

The 2nd Part
Data & Basics

プロフィールからプレーフォーム、
ブレイクまで球人・川端徹底解析!

日本最強左腕、川端聡。――ここでは、本人に取材して得た豊富なデータと、あらゆるアングルから撮影した写真を元に、徹底解析を試みた。使用キュー、フォーム、ストローク、ブレイクなど、「プレイヤー川端」のことはもちろん、オフの姿も想像できるトリビアまで、丸ごとお楽しみ頂きたい。

The 3rd Part
Eyewitness

最強左腕今昔物語
〜川端聡を巡る3つの証言〜


世界に名を馳せるダイナマイト・レフティにも、アマチュア時代があった。熱闘の日々を知る仲間・先輩の証言から、“川端聡”の輪郭を描き出す――。

The 4th Part
Playing Style

高いスキル、豊富な経験、
プロの矜持。
〜川端流ナインボールテクニック〜


解体新書もいよいよ最終章。ここでは川端のプレースタイルと思考法を扱う。
ストロークがいい、厚い球に強い、など川端を形容する言葉は多いが、そのすごさを具体的に説明するのはやはり難しい。
だが、少しでも「らしさ」が出ないかと考え、他のプレイヤーとのペアマッチを収録し、それを元に対談することにした。
ゲストは川端と練習経験のある土方隼斗だ。