2009年 4月13日(月) 遠藤(弟)の部屋

 2段戦を終えて、アミーゴでの僕の持点が21点にされてしまった。2段戦の決勝に進んだわけでもなく、アベが0.5を超えたわけでもないが、まあいいか、仕方ないかといったところ。

 さて昨日は『第4回ヤマニカップ』の2日目。片道2時間近くかけて小岩へ。サンチェスにサエギナールと、ひときわ豪華な顔ぶれ。このところ、CUESにおける3Cの記事は、巻末の1〜2ページが関の山で、これはまあ読者層と編集方針からしていたしかたないことなのだが、現地で取材の真似事をしている身としては辛いところである。ぶっちゃけた話、僕自身が今「本業」の方がかなり厳しい(色々な意味で)状況で、なかなか長文の記事に取り組めない部分もあるのだ。

 ともあれ出揃ったベスト8。サンチェスvs島田暁夫、田名部徳之vs梅田竜二、船木耕司vs新井達雄、サエギナールvs鈴木剛の組み合わせ。
 最も僕が注目したのは、田名部vs梅田のカードである。これはあくまでも私見だが、きわめてタイプの異なる天才的プレイヤー同士の対決と言っていい。梅田プロの鉄壁にして盤石の得点力に畏敬の念を抱きつつ、田名部プロの繰り出す、えも言われぬショットの妙に酔いしれるのもまたよしである。 試合は、田名部プロがきわどい外れを何度か食らい、首をかしげる一方で、梅田プロが例のごとく岩を一枚一枚剥ぎ取るように得点。15点のセットマッチで3対1と、ほぼ梅田プロの圧勝で幕を閉じた。

 その脇で会場を沸かせたのが、やはりこの人サエギナール。4人そろってヨーイドンで撞いた初球。船木プロとサエギナールが「九つ」までカウント。ここで船木プロの当たりが終了したが、サエギナさんはさらに加点。気がつけばあれよあれよのスリーモア。絶妙のタッチで出会い球を当ててワンモアとすると、続くゲームボールも出会い球。会場も大喜びの初球15点撞き切りである。

 一方サンチェスは、これまたサエギナールに負けじと、島田プロ初球1点の裏で、怒濤の15点撞き切り。いわば裏マスである。これは決まったかと思いきや、島田プロが猛チャージ。サンチェス痛恨のシード初戦敗退である。

 …で、数々のドラマチックな展開を経て、決勝に進んだのは、サエギナールと梅田竜二。これはもう最高の組み合わせだったのだが、第3セットに入った辺りから、サエギナールに焦燥というか、いらだちの色というか、やや半ギレ状態に。原因は僕が知る由もないが、あんなに不機嫌なサエギナールは初めてである。まあ、会場の雰囲気の重苦しいこと。そんな中でも、がっちりと加点し続ける梅田プロは、やはりさすが。とはいえ相当やりづらかったのでは(何しろホスト役も兼ねてるわけだから)。レフェリーをしていた毛利さんも、かなりキツかっただろうな。何とか優勝を決めたサエギナさん、試合後毛利さんに「ドモ、スミマセンデシタ」と言ってたから、気にはしていたのでしょうな。

 決勝の決着がついた時点で夜9時過ぎ。後ろ髪ひかれる思いで、早々と会場を後にする。毎度のことながら、ヤマニから小岩駅へ向かう地蔵通りは、もつ焼きの店が建ち並び、酒飲みの僕にとっては素通りするのが心底つらい。そういや、宮下崇生プロの『キューベスト』の近くにも、もつ焼きの店があったような…。ともあれ、誘惑を振り切って新宿へ。22時のロマンスカーに無事乗車できた次第である。