土曜の夜は義姉の許可を得て(笑)、兄とアミーゴへ出動。平塚へ到着するまでの約30分、途中でコンビニに寄り「強強打破」なるドリンク剤をきゅっと一杯飲むのが、お約束である。
道すがら、ビリヤードとパチンコと、ともにやや道を外れた球技(球戯)の話で盛り上がる。僕は相変わらず『新世紀エヴァンゲリオン』をモチーフにしたパチンコ専門だが(最近少々の例外あり)、その『エヴァ4』で先日、兄が自己記録更新。座って球を打ち始めたら、即大当たり。そのまま、連続当たりしては一休み、また当たり続けては一休みを繰り返し、気づけば当たり38回。等価交換のホールで28箱積み上げたそうである。パチンコに免疫の無い人がこんな勝ち方をしたら、一発でパチンコ依存症に転落しそうな金額に、ただただ驚くばかりである。もっとも、勝ち分の8割は義姉に上納させられたとかで、まあ、あぶく銭の行方としてはきわめて有効と言えよう。もちろんその日の夜は、僕もお寿司(回らない方)をたらふく御馳走になったのは言うまでもないことである。
ともあれ、アミーゴではもっぱら3Cを撞き続ける。マンスリーに参加した時など、たまにポケットを撞くこともあるが、兄は腐ってもA級。僕よりはるかにポケットらしい球を撞く。3Cについては、ほぼ互角。持ち点で言えば、僕が20点、兄が22点。さすがに観戦経験だけは豊富な僕が、少なくともショットイメージは兄よりもストックが多いようだ。最近、ACSSのシャフトにしてから、とにかく表回しと箱球のイメージが好転。他の常連からは「表回しブラザーズ」とからかわれる程に、表回し系が得意な遠藤兄弟である。
毎度のことながら馬鹿みたいにひたすら撞き続け、気がつけば午前5時。眠さを通り越してじんじんする頭を振りながら、厚木へ戻る。途中、吉野家に寄って牛丼を食するのがまた定番なのだが、こういう時に食う牛丼の美味いこと美味いこと。やはり牛丼は吉野家である。
『死の接吻』(アイラ・レヴィン/中田耕治訳・ハヤカワ文庫)。久々に読み直す。松田道弘によれば「…アイラ・レヴィン23歳のときの処女作であり、出世作であり、すでに古典的評価のさだまった代表作」とのことだが、いやはや全くその通りである。翻訳文体の読みにくさを勘定に入れても、実に面白い、スリルとサスペンスに満ちたミステリーである。作品中、マザー・グースの歌が、きわめて重要な意味をもって登場するのだが、悲しいかな初読の時、この歌を知らなかったので少々とまどった記憶がある。
マザー・グースと言えば、やはりクリスティーの『そして誰もいなくなった』であろう。これについては今さら僕がいうまでもあるまい。