バンドゲームに関する記事を書かにゃならんという訳で、四苦八苦しているにも関わらず、編集部には内緒で『全関東アマチュアスリークッション2段戦』にエントリー。本日、どきどきの1次予選会場は、自由が丘の『ニュー文化』に決定。甲斐譲二プロのお店である。
ニュー文化に決まったと知らされた時、実はいささか「しまった…」と思ったのは事実である。というのも、遠藤(弟)の都内への潜入ルートとしては、ロマンスカーで新宿へ、というのが黄金のパターンであり、したがって新宿を起点としてここから近い会場が好適だったのだが、自由が丘は正直ちょっと微妙である。まあ、知らない球屋じゃないし、ライターの真似事をしているせいで、都内の大抵の会場は心理的にはホームみたいなものなので、問題は無い。のだが、今一つ問題が。実は、はるか以前の話だが、遠藤(兄)が短距離の予選に出た時の会場が、ニュー文化だった。このとき、兄はウィルヘルミナ(ニュー文化の3C台)に苦しみ、
スコンクを出した苦い記憶がある(らしい)。でもって、僕もウィルヘルミナやバンラーレーといった、一見平べったく見えるタイプの3C台が苦手で、当たったためしが無い。淡路亭の台で育ったせいか、どっしりと箱型でないと、なんだか不安なのである。
そんなわけで、遠藤兄弟にとってはいわく因縁のあるニュー文化での17点ゲーム。同じリーグ内に森村さんがいる不思議(笑)や、僕が1枠にされている謎はまあともかくとして、編集部に「原稿はほぼ大丈夫」と大嘘をついての参戦。気合いを入れてゲームに臨んだ遠藤(弟)だったが、その気合いは見事に空転することとなった。
第1ゲーム。先の短距離戦準優勝者にして、初段戦からステップアップしてきた門田選手(スドー)との対戦で、いきなり初キューから16連続無得点。あれあれと思っているうちに、いい感じでぶっ壊れてしまい、なんと56キューの泥試合を展開。しかも負け(笑)。あーあ、やっちゃった、というわけで2ゲーム目も落っことし、早々に2連敗。意気消沈する間も無く、3ゲーム目に突入。ここでようやく表回しが当たり始める。そうなると不思議なもので、苦手な筈のウィルヘルミナで、面白いように球が当たり出す。気づけば20キューそこそこでゲームセット。やはり遠藤(弟)のイグニッションは、表回しと箱球にあるようだ。続いて森村さんとの初の対決は、森村さんが前のゲームですっかり調子を落としてしまったか、かなりの不調。一方、ようやく1勝を拾った遠藤(弟)は、すっかりご機嫌で得点を重ね、どうにか2勝目をマーク。内容はどうあれ、2連敗してからの2連勝というのは、昨年の短距離2次予選と同じパターン。最終ゲームに勝ち残りをかけるまで頑張れるようになった自分を、とりあえずは誉めてあげたい気分ではある。20代の頃の方が、今よりもっと球を撞いていたし、勝ち気もあったが、こういう粘り方はできなかった。数年間に及ぶ観戦の効果は、きわめてゆっくりだが、確実に僕の身体にしみ込んでいるようである。
でもって、気合いを入れてスタートした最終ゲームは、金子選手(NABBI)との対戦。金子選手もまた、このゲームに勝ち残りがかかった大一番。そんなゲームにふさわしく、金子選手は面白いように当てていく。必死で追いつこうと頑張る遠藤(弟)を尻目に、あっと言う間にゲームセット。
終わってみれば、2勝3敗で予選落ち。しかもアベレージは0.440と、またしても5割の壁にがーんとぶつかっている始末。あーあ。情けない話だが、本当に0.500の壁が高い。
全ゲーム終了後、とりあえず一杯やる。聞けば、『住吉』で78キューの恐るべき記録が出たとのこと。人間、ハマるのはパチンコ台だけではないのだなと感じ入る。
帰りは、自由が丘から渋谷に出て山手線で新宿へ。ロマンスカー車内で2本目の缶チューハイを傾けながら、本日の反省をする。と、片岡プロからメール。全日本の2次予選通過。まずは目出たい限りである。
ところで、今出ているcuesをめくっていたら、ジャパンオープンの告知があったが、「第21回」の英語表記の部分が“21th”となっていて、思わずコーヒーを吹きそうになる。これはやはり“21st”と表記すべきではなかろうか。誰一人、校正する者の無いまま世に出た結果だとすれば、まことに寂しい限りである。何だかなー。