2008年 2月24日(日) 遠藤(弟)の部屋

 例によってロマンスカーに乗り、新宿へ。向かうは小岩、『第3回ヤマニカップ』観戦である。新宿からお茶の水、ここで乗り換え て小岩というのがお決まりのルート。途中、秋葉原にも停車するので、萌え大好きな遠藤(弟)としては、ついつい下車しそうになる(笑)。

 小岩で降りて、地蔵通りを抜けてヤマニへ。階段を上がって2階がヤマニ。以前も書いたが、球屋は2階にあるべしというのが、遠藤兄弟の持論。やはりここも2階である。キューケースをかついで、階段を上がっていく、あのときめき感は、えも言われぬものがある。

 試合結果は、レポートにも書いたがサンチェスが優勝。2位が新井プロである。とはいえ、残念ながら今回も、ラストの1セットというところで、遠藤(弟)は時間切れ。涙をのんで一足先に会場を去った。無念である。新宿へ向かう総武線の車内で、メールを受信。「ラストはサンチェスが6キュー・15点でケリをつけました」とのこと。

 優勝したのはサンチェスだが、この日のMIP(Most Impressive Player)すなわち最も印象に残ったプレイヤーといえば、文句なしに小原満プロだった。初日から、もうひたすらフルセットの連続。過酷なゲームを制してきた小原プロ。鈴木剛プロとのゲームも逆転のフルセットで決めると、ついに梅田竜二プロとのクオーターファイナル。結果的には、取って取られて取って取られて迎えた最終セットを取って、見事勝利。凄い試合だった。考えてみれば、昨年の全日本選手権での3位も、梅田プロをおさえてのもの。僕が言うのは、まことに不遜で恐縮だが、強くなったと思う。かつて、メウチのキューで3Cを撞いていた若者が、現役の世界チャンピオンを寄り切りである。これだからビリヤードは面白い。セットの合間に休憩時間があるのだが、小原プロは、ほとんど椅子から立ち上がることもなく、じっと集中を切らさないようにしていた(と僕には見えた)。これが、きわめて印象的であった。

 最終セット、小原11-8梅田で迎えた7キュー目。赤球は長クッションから球1個半の浮きで、箱球の受けとしてはどうだったのか、小原プロのチョイスは赤球からのテケ回し。これがピタリと決まってスリーモア。そのまま着実に撞き上げての勝利に、会場からは大きな拍手。まったく実にいいゲームだった。

 ちなみにこの日は、前夜から全国で大変な強風が吹き荒れた日である。僕の電車は少々の遅れで済んだが、とにかくあちこちの路線で、強風による遅延やら事故やら、沿線の家屋の火災だ何だと、すごいことになっていた。