2008年 1月30日(水) 遠藤(弟)の部屋

 遠藤(父)が、およそ2週間の入院生活を終えて、本日退院。何とかいう病気で手術を受け、術後の経過もよろしく厚木市立病院を追ん出されたわけである。入院中、腹部の手術痕を見せてもらったが、縫合ではなく、まんまホッチキスだったのには笑った。
 にしても、入院してからいきなりそうだったのだが、父が急激に老けこんだのは、正直ショックである。まだ68歳。老けるのも呆けるのも、まだまだ全然早いのだが、とにかくいきなり老人になってしまったような思いで、いささかつらい。しかも、持ち前の頑固さとわがままは健在なので、これから先の苦労が思いやられる次第である。
 ともあれ、病院に父を迎えに行き、まずは実家へ。久々の遠藤(父)の帰宅に、犬の喜ぶこと喜ぶこと。ちぎれんばかりに尾を振ってのお出迎えである。
 一息ついてから、昼食。回転寿司で適当につまむと、「パチンコがやりたい」と言い出したので、近所のホールへ送る。その間に、僕と母は買い物。「三和」なるスーパーが、遠藤(母)のお気に入り。母が買い物している間に、宝くじ売り場で、スクラッチを3枚購入。3枚という辺りが僕のみみっちさなのだが、何と2千円当たり。ほくほく気分で父のいるホールに行くと、父もまた『海物語』とかで、ささやかに大当たり中。しばらく終わりそうにないので、仕方なくぶらぶらしたが、いい加減手持ちぶさたなので、たまたま空いてた『新世紀エヴァンゲリオン』の最新台に向かう。マス割り経験とパチンコ経験はきわめて乏しい遠藤(弟)は、例によってお札を右側へ挿入しようとして、隣の台の人に怪訝な顔をされる。これ、かなり恥ずかしい。しかし、言わせてもらえば、世の中大抵のことは右利きのために作られているのだから、当然、お金やカードの挿入口は右側だと考えた上での失敗なのである。ま、いずれにしてもぎっちょは損だよ。
 千円、2千円、とみるみる球は吸い込まれてゆく。その割にまるで回らない。ほとんど満台の中、この台だけ空いていたのはこういうわけかと思いつつ、6千円を投入。このまま負けたら、それはそれで遠藤(兄)にメールで報告できるなあ、と思っていたら、リーチ。愛しのアスカ(僕はEVAの中では断然アスカのファンなのだ)が、D型装備で大奮闘。見事大当たり。『残酷な天使のテーゼ』を口ずさみながら、ようやく楽しいひとときに突入である。その後は、まあまあ面白い状態が続き、気が付けば3箱くらいで終了。遠藤(父)は7千円、遠藤(弟)は5千円の勝ちであった。

 ホールを出ると、外はもうとっぷりと日が暮れて冬の夜。急いで父・母・弟の3人は実家に帰宅。全く退院初日に何やってんだか。帰宅してすぐ、僕は犬の散歩。寒風吹く中、犬の散歩は極力やるようにしている。ちなみに夜の散歩の際は、反射シールのついたジャケット(よく警官や工事現場の人が着てるあれ)を羽織って行くことにしている。安全性の問題もあるが、何よりもこれを着て犬の散歩をしていると、向こうから勢いよく走って来る自動車が、明らかにビビってスピードを落として僕の脇を通過していくので、非常に楽しいのである。

 『GUNSLINGER GIRL(ガンスリンガー・ガ−ル)』第9巻(相田裕・メディアワークスDENGEKI COMICS)。義体の少女達の切ない物語だが、この巻はとりわけ切ないものとなった。アンジェリカの死がメインとあっては、そりゃ胸も締めつけられようというもの。この作品が、これからどのように屏風を拡げ、いかに話をたたんでいくか、非常に気になるところではある。

 『ごんぎつね』(新見南吉・偕成社)。姪のさくら(4歳)に、いずれは読んで欲しい本として、僕が子供時代に親しんだ作品を古本屋で見つけたら購入している一連の本の1つである。今さら説明するまでもなく、この話は泣ける。ぼろっぼろ泣ける。