2007年 6月7日(木) 遠藤(弟)の部屋

 ちなみに「小学生の時は2回ほど病院送りになった」と前に書いたが、骨折の次は虫垂炎、いわゆる盲腸である。小3だったか小4だったか、よく覚えてないが、とにかく骨折と盲腸と、連続して不幸に見舞われたのは確かだ。
 ある晩、夕飯を食べていて、急に腹が痛くなり、一晩唸ってから医者に行ったら「白血球の数値が異常」ということで、即入院。即日手術である。あの晩のおかずは鶏の唐揚げだった。大好物なのに食べられない程、腹が痛かったのを、今でもはっきり覚えている。ついでにその時、父に「御飯を残すくらいなら最初っからよそうな!」と怒られたのも覚えている。何しろ盲腸炎だったのだから、今にして思えば理不尽な話だが、当時の遠藤家では、それが常識だったのである。御飯は絶対残さない、食事中はテレビを見ない、もちろん正座で食事、「いただきます」は全員そろって発声etcと、厳然たるルールが存在していたのである。

 ともあれ、東京・大岡山の東急病院に入院・手術(全麻)、ジャスト10日で退院した。手術明けの傷口の痛さといったらなかったが、一番痛かったのは、やはり見舞いに来た父や兄が冗談を言って僕を笑わせた時に尽きる。何しろ2人とも笑わせることにかけては、人後に落ちない才能と話術の持主である。いやもう、笑うことと激痛とが同時に我が身に起こるというのは、あれはまさに地獄の苦しみだった。以来、友人の誰かが入院した時は、まっ先に駆けつけて、とっておきのジョークを披露しようと思っているのだが、残念ながらその機会はまだない。