ところが実に偶然というのは恐ろしいもので…と書くと、まるでさだまさしの歌のようだが、骨折の思い出を書いたその翌日、人間ドックからの帰宅途中である。歩道橋の階段を踏み外して、左足の小指の骨を折ってしまった。まるでネタのような話だが本当である。
正午過ぎに、人間ドックは無事終了。東名厚木病院を後にして、129号線と246号線のバイパスに架かる歩道橋を渡ろうとしたところで、なぜかふと別ルートにしようと思い、下りようとしてわずか3段を踏み外した。とっさに支えた左足だが、足首が内側に向くような体勢で全体重をキャッチ。ぱきぱきっといい音がしたが、転ぶことなく踏みとどまった。が、痛い。3分程うずくまってから、びっこを引きつつ歩けるのを確認したが、歩いているうちに段々と痛みが増し、とりあえず実家に電話。たまたま父が在宅だったので、車で拾いに来てもらい、そのまま病院へ。一日に2度もレントゲンを撮るはめになるとは思わなかった。
結果は「第5左足指骨折」。素人の僕が見ても、レントゲン写真に白く浮き上がった骨の1つが、ものの見事にぽっきりと折れていた。痛いわけだ。
「じゃ、ギプスします」と言うので、石膏で固めるのかと思いきや、何やら湿布のごとくふにゃふにゃの布を足裏にあてがわれ、5分もするとそれがかちかちになった。で、包帯でぐるぐる巻きにして一丁上がり。むふー、と感心するばかりである。
まずは職場に連絡を入れる。総務から返って来た第一声が「労災じゃないよね?」ときた。むかっときたので電話を切り、直属の上司であるヒデさんに電話。骨折してしまった事と、しばらく病欠になりそうだということを伝える。大変申し訳ない。後で聞いたところによると、僕からの連絡を受けたあと、ヒデさん非常にハイテンションだったそうで、欠員の原因たる張本人としては、身の縮む思いである。
「職場に顔を出す時、松葉杖があった方がビジュアル的に都合がよいので、貸していただけますか?」と頼むと、「駄目」とのこと。足裏のギプスで、ひょこひょこ歩きながら治すものだそうで、松葉杖は不要と、ばっさり却下された。診断ではギプス4週間だと。ああもう、災難だ災難だ。