2007年 4月9日(月) 遠藤(弟)の部屋

  ようやく今年の初アガりが出たのである。時は4月3日(火)、場所は何と『ルパン亀戸』である。この日は取材で(とゆーか取材と称して)、同店へお邪魔し、あの球聖・榎本純久氏にインタビュー。ついでに3Cを1ゲーム撞いていただいたのだが、箱球は決まる、裏回しは当たる(!)。しかもフロックの2つ3つも出れば、いかにビリヤード格差社会の底辺を這いずる遠藤(弟)とて、モアもかかろうというもの。お約束通り、モアがかかってからシビれまくったが、25キュー目に2点当てて歓喜の初アガり。榎本さん、あの時ははしゃいでしまって本当に失礼しました。すっごく嬉しかったんです。ごめんなさい。
 夢の初アガりにつき、早速関係各方面へメール。お嬢こと竹島夫人から、いち早く「祝電」が返って来る。で、この場を借りてお答えします──前原プロはいませんでしたが、島田プロは隣りのテーブルで撞きながら僕の球撞きを御覧になってました。そりゃ緊張しましたよ。
 ちなみに、榎本氏からは色々と面白いお話をうかがったのは言うまでも無い。インタビューの結果は、いくつか先のCUE'Sにて(多分)。

 それにしても変な話、島田プロは凄い。遠藤(弟)が球撞いてるのを見るだけでもレアケースなのに、アガりの瞬間を目撃するというのは、非常にまれである。僕でさえ、去年は1回しか目撃してないんだから(笑)。情けない話だが、25キューで20点を当てただけでパーティーでも催そうかという位、嬉しかった。5月の短距離決勝でも頑張りたいものである。

 その短距離決勝の件で、お嬢(くどいようだが竹島夫人である)に写メールを送…ったつもりが、どーも操作ミスだったようで、大変恥ずかしい思いをする。せっかく当たったデジカメも、まだ説明書も読まずに放っぽり出してある有様で、テクノロジー音痴であることがバレバレ。しおれる。

 せっかく小学館様がハーゲンダッツのギフト券をくれたので、親父のためにミニカップを購入しようと思うのだが、父の好きな「アズキ」が無いのである。「アズキミルクでは甘過ぎて嫌だと言うので、ヨーカドーやら三和やらコンビニやらを回るが、このところとんとアズキにお目にかかることがない。世間的には不評だったのだろうか。

 『北越雪譜』(鈴木牧之・岩波文庫)。江戸時代の雪国について書かれたもの。先週、久々に読み返したが、とにかく面白い。高校時代に古文をしっかり勉強しておいて良かったと思う瞬間である。

 『おれたちの葬式本』第8巻(TONO×うぐいすみつる・朝日ソノラマ)。有隣堂で衝動買い。いわゆるエッセイ漫画だが、身内の葬式をテーマにしつつ、すこーんと突き抜けた表現は見事。もともと『ピンクのお部屋』で、うぐいすみつるの何とも言えない面白さにハマっていたが、この作品で彼女の漫画の不思議な魅力を再認識。『恋愛ちゃちゃちゃ!!』も、なかなかに面白い。今までは、ブックオフで見つけたら買うという、作者が聞いたら顔をしかめそうなスタンスだったが、そろそろ覚悟を決めてうぐいすみつるのコンプリートをしようかなと思わせる一冊だった。

 『らいか・デイズ』第5巻(むんこ・芳文社)。相変わらず、笑わせどころと泣かせどころが、わかりやすくて魅力的である。漫画の約束事に従い、登場人物達が成長しつつも永遠に歳をとらないループに突入しており、このまま長く楽しめそうである。

 『御緩漫玉日記(おゆるりまんたまにっき)』第3巻(桜玉吉・エンターブレイン)。作者が泣き言を綴る漫画が好きだと以前書いたが、その極限に到達している作品。この巻で完結、とゆーか破綻とゆーか。鬱をカミングアウトした作者の作品だけに、読んでいてイタい部分も多いが、僕自身も鬱と躁の波をサーフィンしているので、共感するところきわめて大である。にしても、この破綻の仕方は、前作『幽玄漫玉日記』(全6巻)の終わり方の比では無い。渡部昇一が『発想法』(講談社現代新書)の中で、私小説家の惨状について言及している部分があったが、それにきわめて近いと思う。