2007年 3月31日(土) 遠藤(弟)の部屋

 珍しいことに土曜休み。無論、明日は出勤である。前日が飲み会だったので、昼前にようやく起き出す。仕事上の書類を提出せにゃならん、というわけで休みだとゆーのにわざわざ秦野まで出向く。
 帰宅後、遅い昼食をとり、テレビをしばらく眺めてからアラカルトの原稿に着手。とりあえず前半を書き終えたあたりで、兄からTEL。一緒に夕食でもどうかということで、近所の「泰楽園」なる中華料理店で、兄の家族と夕食。2時間食べ放題の店で、前々から気になってはいたのだが、今回が初めて。思っていたよりちゃんとした店で、まずは満足。

 アフタヌーン編集部から郵便。開けてみると、映画『スティング』のDVD。当たる時は続くものである。

 『きつねものがたり』(ヨセフ・ラダ作/内田莉莎子訳・福音館)。ネット通販で購入。遠藤兄弟にとって、懐かしの作品である。小学生の時に、幾度読み返したことか! 「きつねくん」こと森の狐が、森番の家で飼われているうちに人語を覚え、二足歩行をマスターし、森番の家を出てから様々な努力のもとに自活。ついには自身が森番となるまでを描いた、コミカルな童話である。あまりの懐かしさに、正直涙が出た。
「きつねくん」が、森番の家の電話を使い、町の肉屋からハムを騙し取るエピソードなど、もう感涙もの。兄に言わせると、この作品のハムの描写が実に美味そうで、そのせいでハムやソーセージが好物になったそうである。

 『GUNSLINGER GIRL』第8巻(相田裕・講談社)。切ない、の一言に尽きる。カテゴリーとしてはSFの範疇に入るのだが、そうと感じさせない程に、リアリティーがあり、これほど胸が締めつけられる思いを味わう漫画はそうそう無い。ちょっと考えると、非常にむごいストーリィである。だからこそ、登場する少女達に深く感情移入してしまうのだろう。このところ出番の無かった「義体の1期生」、すなわち愛しのヘンリエッタちゃん(そんなこと言っているから嫁が来ないのだ)や、アンジェリカがこの巻では顔を出している。しかしながら、「寿命が短い」という設定を暗示するセリフも同時に提示され、それがまた何とも言えない切なさを醸し出しているのである。