つい最近知ったのだが、遠藤(弟)の実家の庭で使用している敷石は、田園調布の道路のものだったらしい。庭、と言っても3Cのテーブルも入らないような狭さだが、よくある正方形の敷石が、とび石のように配置されている。あの、ホームセンターで1個幾らで売っているような石のブロックだが、遠藤(父)の話によれば、半世紀以上の歴史ある石である。
今から約30年前、父は某大手バス会社に勤務していた。時あたかも安保闘争の真只中。今の日本では考えられないが、連日のように激しいデモが行われていた、らしい。田園調布の駅前も例外ではなく、過激なデモ隊が駅前道路の敷石を剥がし、それを砕いては投石に用いてたそうである。よって、それを阻止せんがため、敷石を全部引き剥がしてアスファルトにしてしまったわけだが、捨てられる筈のその敷石を父が幾つか貰い受け、当時新築ほやほやのマイホームの庭に埋め込んだというのである。田園調布の敷石、では自慢にもならんが、酒席のネタとしては面白いのでここに記す次第である。
明日はひな祭り。というわけで、遠藤(兄)の家族と遠藤(弟)うち揃って実家へ。ケーキを切り、手巻き寿司などいただいて桃の節句のお祝いである。例によって「幸せの丘」のケーキ。うまい、実にうまい。姪のさくらよりも誰よりも、僕が一番ケーキを食す。もちろん酒も飲む。両刀使い、泥棒上戸という奴だ。
このところ、深夜アニメで『地獄少女』というのが面白い。何となく観たり観なかったりしているうちに、いつの間にかセカンドシーズンに突入していたから、きっと視聴率もそこそこだったんだろう。「閻魔あい」という主人公の少女が、すなわち地獄少女であり、誰かを地獄に流したいという恨みをかなえてくれる。ただし、依頼者も死後に地獄へ行かねばならないというのが条件で…という筋立てで、なかなかよく出来ている。一応、シリアスなホラー仕立てなのだが、「いっぺん、死んでみる?」という地獄少女の決め台詞が、逆説的にユーモア満点で、このシーンになると爆笑しながら観ていたのだが、最近はサイドストーリーにも力が入っていて、実に何とも面白い。
地獄少女の声にどうも聞き覚えがあると思ったら、『マリア様がみてる〜春〜』の藤堂志摩子の声をあてていた能登麻美子と判明。あの、ちょっとイっちゃった感じの落ち着いた声(何だそりゃ)が、またナイスキャストである。そう言えば『マリア様がみてる』もよかったなあ、と始めると、お前はいい歳して一体何を観てるんだとなるので、とりあえずここまで。